水は、気化、蒸散、霧、潮汐など、目には見えない循環の中で形を変えながら姿を現し、地球環境や人々の暮らしに深く関わってきました。ときに静謐に、ときに躍動するその存在は、感覚や記憶と深く結びつき、私たちに豊かな気づきを与えてくれます。

本展では、そうした水の特性やふるまいに着目し、磯谷氏がガラス素材に託して表現した作品群を展示いたします。ガラスに透過する光やゆらぎ、空間との調和や反射が空間に静かに息づき、訪れる方々の記憶や感覚にそっと触れるひとときを紡ぎます。心の中にある“水の記憶”とふれ合いながら、感覚が少しずつ研ぎ澄まされていく
──そんな時間をぜひUNO HOTELにてご体験ください。